エンジンがとまりそうな時にはこの方法を試してみて!
エンジンのアイドリングが安定しない・・・
信号待ちで止まりそう・・・
エンジンが不調なのにメーターには何もチェックランプは点灯していない。
こんな不具合が出たら点検する箇所は
「スロットルボディー」と「点火系の点検」をしてみて下さい。
エンジンのアイドリング不調で多いのが
この2つなので
しかも比較的簡単に解消できる方法がありますので試してみて下さい。
この点検方法はある程度自分でメンテナンスをした経験がある方が試してください
スパークプラグなどを自分で交換できるぐらいでしたら問題ないかと思います。
エンジンのスパークプラグ交換動画
もし今回紹介する方法を試して改善されないようでしたら整備工場で点検してもらってください。
まずは点火系かスロットル系かを判断します。
点火系統の点検方法
判断方法は
エンジンをかけたまま赤丸イグニッションコイルのカプラを一か所づつ抜いて
いきます。
こんな感じでカプラを抜いてみます。
抜いた時にエンジンが止まったり、エンジンが止まりそうになる場合は
正常な反応です。
ここで確認するのはカプラを抜いているのに何も変化のない場合です。
カプラを抜けば点火はされませんので正常であれば必ずエンジンの回転が下がるはずです
しかし外しても何も変化がない場合はそこのプラグがもともと正常に作動していない
可能性がありますので、外した時の反応をみてください。
カプラを外して→エンジンに変化あり・・・・正常
カプラを外して→エンジンに変化なし・・・・異常
正常の場合は点火系ではありませんのでスロットルボディーの点検にうつります。
異常の場合は点火系の点検をする必要がありますのでこちらの記事へ
スロットルボディー点検
スロットルボディーはアクセルペダルを踏むと
空気の量を変えている大きなバルブです。
こんな感じの部分です。
年数が経ってくるとカーボンなどが付着して、ここのバルブの隙間が適正な
隙間にならず狭くなり空気量が減少してアイドリング不調をしたりします。
エアホースを外すとこのように大きなバルブが見えます
アクセルを踏むとここが開きます。
大きく踏み込めばここが連動して大きくバルブも開きます
ここのバルブを開け閉めして吸入空気量を調整しています。
アイドリング状態でも通常ここのバルブは完全に閉じません。
ある程度隙間を開けてアイドリングに必要な空気を保持しているのですが
年々ここにススなどがたまり、ひどくなるとバルブの隙間を埋めてしまい
アイドリングに必要な空気をふさいでしまいます。
この為アイドリングが安定しない現象がおきます。
上の写真ではバルブの周りに黒くなっているのが汚れです。
この汚れではアイドリングが安定になるほどの汚れではありません。
このような感じにべとついた汚れがある場合は
清掃してあげると効果が期待できます!
改善方法はここに付いたカーボンを除去してあげればOKです・・・が!
ここのバルブを直接触ってはいけません!
最近のスロットルボディーでは電子スロットルが殆どです
電子スロットルのバルブを無理に手で動かしてしまうと
ゼロ点調整がくるってしまい、かえってアイドリング不調
もしくはエンジン警告灯が点灯してしまう恐れがありますので
バルブには触らないようにしてください。
それとこの作業をすると白煙を拭いたりしますので
車の後ろには何もない場所がいいです
※物が置いてあったりするとかなり汚れます
こんな感じで白煙がでますので周りに何もない所がいいです。
カーボンを除去するのにはこのスプレーが必要です。
先ほどの黒いススを除去していきます。
スプレーを吹き付けるとこのように
黒いススがドロドロと溶けだしてくるのでウェスなどで
拭き取ります。
クリーナーを噴射してしばらく放置しておくとカーボンが落ちやすいです。
もしまだ見えるカーボンがある場合はカーボンが落ちるまでこの作業を繰り返した方が効果的です。
拭き取ったら取り外したエアダクトを取り付けてエンジンをかけます
最初はエンジンのかかりが悪いと思いますので
少しアクセルペダルを踏みながらかけた方がいいです
エンジンがかかったら何回か空ぶかしをします。
白煙がでなくなるまで行ってください。
出来れば走行して高回転までエンジンを回してあげた方がいいですね
これで作業は完了です!
お疲れ様でした♪
車のメンテナンスはよく見てから
今回紹介した方法でアイドリング不調は比較的
改善する車が多いので是非試にチャレンジしてみて下さい。
今回の作業は車を初めてメンテナンスする方には少し難しいと思います。
間違った作業をしてしまいかえって不具合が出てしまう事がないように
まずは一度自分の車の状態を確認してください。
エアーダクトはどこにあって
自分で外せそうか?
エアーダクトを外してスロットルバルブの状態はどうか?
まずはこの辺を確認してから作業した方がいいです。
汚れてもいないのに清掃しても無駄になってしまいますし
外せそうにない部分を無理に外して元通りにならなくなった
などのような事にならないように
ますは良く観察して、自分で出来そうな範囲内でのメンテナンスを
しましょう!
今回は簡単にスロットルボディの清掃が出来る動画を載せていますので
もしアイドリングが安定しなくて困っている方は一度見て自分で出来そうかどうか判断してからチャレンジしてください
もし不安な方は無理しないで下さいね!