車を長く乗っていく為にも欠かせないのが定期的な「点検」ですよね。しかし以外にもこの点検を実施している方はとても少ないのが現状です。
ほとんどの方が2年に一回の車検だけの点検をするだけで、中には2年間一度もエンジンオイルの交換もしていない・・・💦
なんて方もいらっしゃいます。
点検は整備工場に依頼しなくても自分で簡単に出来るものです。
今回紹介する点検方法は全て「目視点検」で可能なので、ただポイントを抑えて見て確認していくだけの方法です。
見るだけの点検なんて不安だと思いますか?
点検の基本は「確認」からです!
まずは現状の車の状態を見て異常がないかどうかを確認していく事が基本なのです。
灯火周りの点検
車の灯火周りは簡単に自分で点検できる所ですよね。
・ヘッドライト
・スモール
・フォグランプ
・テールランプ
・ブレーキランプ
・ナンバー灯
・バックランプ
これらの灯火が点灯しているか確認していますか?
結構自分のライト周りを定期的にチェックしている方は
少ないのではないでしょうか。
点灯状態を見るだけなので確認だけでもしておいた方がいいです。
点灯不良になると警察に指摘されて、切符を切られる事もありますので
確認だけでも!
タイヤ周り点検
タイヤも簡単に見るだけで点検できる所になります。
点検するポイントは
・タイヤの溝
・タイヤのバルブ
・タイヤヒビ
この3つを確認していれば問題ないでしょう。
タイヤの減り方が極端に片方だけすり減っている場合では足回りなどに
異常がある可能性が考えられるのでタイヤの減り具合も注意してみましょう。
タイヤの点検方法は下の記事で詳しく載せています。
ワイパーとウォッシャー点検
ワイパーとウォッシャーも確認してみましょう!
ワイパーの点検ポイントはゴム部分の割れを確認してみましょう。
ウォッシャーの方は頻繁に使用しないと思いますが、たまに点検をしてみましょう。
ウォッシャーノズルが詰まってしまい出なくなる場合や噴射が片方だけ出てくる!
何てこともあるので定期的に点検してみましょう。
ウォッシャーノズルの詰まり解消方法も載せていますので参考に。
エンジンルームの点検
エンジンルームで点検するのは主に「油脂類」と「ベルト」です。
ここも見て確認するだけで点検できます。
点検するポイントは
・エンジンオイル
・ブレーキオイル
・冷却水
・ウォッシャー液
・ベルト
基本的には油脂類が適量かどうかの確認になります。
異常がある場合では、油脂類が極端に減っていたりするので、量の確認だけでも故障が拡大する前に防ぐ事ができます。
エンジンルームとファンベルトの詳しい点検方法は下の記事に載せています。
エンジンルームにはこの他にも気になる、「バッテリー」があると思います。
バッテリーは車を所有している方であれば重要性もある程度わかると思いますが
ここに関しては今のバッテリーではメンテナンス不要になっています。
ひと昔前では、バッテリー液を補充したりしていましたが、今のバッテリーの主流がメンテナンスフリーになっていますのでバッテリー液の補充などは不要になります。
自分のバッテリーがメンテナンスフリーかどうかは下の記事に載せていますので参考にしてください。
バッテリーはメンテナンスフリーになって手間がかからないのですが、車のトラブルで最も多いのが、実はこの「バッテリー上がり」なんです!
メンテナンスフリーバッテリーは昔のバッテリーのように弱っても前兆が出ない事が多いです。
昔はエンジンをかける時に、「あれ!少し弱い??」などと感じ取れる部分があったのですが、今のバッテリーでは昨日まで何ともなかったのがいきなりバッテリー上がりを引き起こす事もあります。
こいった事を防止するためにも、定期的に交換が一番です!
バッテリーの交換時期は3年前後が目安です。
ですが、実際には3年以上使用している方もいると思います。
3年以上使用できるのに何故3年で交換しないといけないのか?
これは使用状況にもよると思いますが3年以上たったらバッテリーの性能は低下して突然バッテリーが上がる確率が高いので交換がすすめられているのが一つの要因でもあり、バッテリーメーカーの保証も2年前後がほとんどです。
では実際にバッテリーを3年前後で交換している方はいるのか?
というとほとんどの方がギリギリまで使用している方が多いです。
「バッテリーが弱くなったら交換しよう!」
「バッテリーが上がったら交換しよう!」
このような感じでバッテリー交換の時期を決めている方は多いのではないでしょうか?
実は私もこの考えでバッテリーの交換時期を決めています💦
やっぱりギリギリまで使用したいじゃないですか?
ですが、バッテリーが上がった時の対策だけはしておいた方がいいです。
対策としては
・ブースターケーブル
・保険屋にレスキュー
・ジャンプスターター
これらがありますが一番おすすめなのはジャンプスターターです。
バッテリーを極限まで使用して交換するにはバッテリージャンプスターターが一番です
ものすごくコンパクトで手のひらサイズなのですがめちゃめちゃパワフルです!これはバッテリーが上がった時でも、このジャンプスターターを付けてエンジンを始動させることができます。
・エンジン始動回数20回!
・ディーゼル車にも使用可能!
まあエンジン始動を20回もする方はいないと思いますが💦
そのぐらいパワフルです!
携帯充電器やライト代わりにもなるので、普段使用しないときでも使い道があります。
充電も車のシガーから供給できるので、もの凄く便利です。
5000円ぐらいの安いのもあるのですが、以前使用していたら本体自体が膨らんで、数ヶ月で性能が極端に落ちてしまったのであまり安いのはおすすめしません。
こういったものを備えていないと、いざバッテリーが上がった時には自力でどうにもならなくなりレスキューを呼んでも時間がかかったりするので、急いでいる時や仕事の出勤前などにバッテリー上がりを起こしたら、かなりの損害です。
点検をして何かの異常や、そろそろ交換時期かな・・・と感じた時にはこういった
いざという時の対策も必要になると思います。
まずは自分で正常な状態を知る事
今回の目視点検をすることで未然に大きな故障を防ぐ事も可能ですし、何よりも点検が自分で出来るようになれば、車維持費の節約にも繋がります。
たまにガソリンスタンドで「エンジンルームの点検無料で行います!」
なんて言われたことないですか?
無料だから点検してもらうかと、依頼すると、あれもダメこれもダメ・・・交換した方がいいです!
こんな事を言われた事ないですか?
整備工場に努めていた時では、お客様が「ガソリンスタンドに言われて故障してるって!」急いで修理してくれ!と慌てて点検にくる方もいました。
もちろん、何も異常なんてありません。
予防整備部分を進められて不安になってしまうのでしょう。
部品は新しい方がいいのは誰もが分かると思いますが、まだまだ使用できる部品や油脂類を交換する事はメンテナンス代の無駄です。
こういった事も見極めるようになるには、まず自分の車の正常な状態を確認する事だ一番の方法です。
正常な状態が分からないと異常な状態に気づく事が出来ないので、まずは車が正常な内に点検をしてみることをおすすめします。
自分で点検する方法を少しでもいいので身に着けていけば今後も車と長くお付き合いできると思いますよ。