エンジンオイルは交換をしないといけないのは、わかっちゃいるけど
忙しくてなかなか出来ない!
ついつい後回しにしていませんか?
確かに、エンジンオイルを少しぐらい交換しなくても
特に何もトラブルとかは起きないので、ちょっとぐらい交換時期を
遅れても大丈夫なんじゃないかと思いますよね。
では一体、どのくらいまで交換しなくても大丈夫なのか?
交換しないとどうなるのか?
これに関しては、他のいろいろなサイトで説明がされていると
思いますが、
あくまでも「車のメーカー」や「エンジンオイルを扱っている所」の「交換時期」での
話です。
特に多いのが「5,000㎞前後」での交換時期
このスパンは大体の方が知っているのではないでしょうか。
もちろん私もこの交換時期に賛成ですが、これだけでは少し足りないかなと
思います。
エンジンがダメになる極限の交換時期も知っていると危機感が違うと思います。
今回は、私が長年整備士をしてきて1度だけ遭遇した貴重な体験を
紹介していきたいと思います。
この体験で私はエンジンオイルの極限の交換時期を知る事になったのです。
新車から3年目でエンジン警告灯が点灯して入庫
以前に勤めていた整備工場で、一台の車がメーターに異常ランプが点灯して
いるとの事で入庫してきました。
何の異常ランプが点灯しているのかと思ったら、上画像のエンジンオイル警告灯です。
このランプが点灯するには
- 「エンジンオイルが減少」
- 「エンジンオイルラインのつまり」
- 「オイルプレッシャースイッチの不具合」
このような事が考えられたのですが、
新車からわずか3年ではどれも当てはまる可能性は低いのですが
とりあえず、エンジンオイルのレベルゲージで確認してみたら・・・
エンジンオイルが全く入っていない!
もしかして、下回りをぶつけてオイル漏れでもしているのかと
思い下を覗いても、
特に漏れなどは確認できない。
一体なぜ???
そう思い、エンジンオイルのフィラーキャップを開けてみると
エンジンの中は、ドロドロ状態!!
これが新車から3年のエンジンとは思えないくらいの状態でした。
何故こんなに汚れているのかは、お客様に確認したらすぐに原因がわかりました。
新車から3年間、走行距離数が約3万㎞の間、
一度もエンジンオイルを交換した事がない!!
「・・・・」
そりゃこうなるよね(-_-;)
とにかく、乗れるようにしてくれと依頼されましたが
もう既に手遅れ状態でした。
エンジンオイルを交換して、オイルを適量に給油しましたが
オイルランプは消灯しません。
エンジン内部には、オイルラインという通路があり
その通路の詰まりがひどくなると、正常にオイルを循環できなくなるので
エンジン内の各部で金属摩耗がさらに加速します。
この詰まりを取り除く、ケミカル剤(フラッシング剤)などがありますが
使用してどうこうなるレベルのドロドロ具合ではありませんでした。
むしろこういった極限にドロドロにまでなった場合では逆効果を招く結果になり
汚れは取れるが、その塊がさらにオイルラインに詰まる結果になり
とどめを刺す事になってしまいます。
つまり、改善するにはエンジンの「オーバーホール」か「エンジン交換」しか方法は
ないと、お客様には伝えましたが、
金額がかかるので「検討してみる」との事で応急処置をしてその日は帰りました。
面倒な方はエンジンオイル交換時期を伸ばす方法もある!
車を壊したくて、エンジンオイル交換をしない訳ではないと思いますが
何かと忙しかったり、面倒だと思ったら別の方法もあります。
この事で私が学んだ事が
通常のエンジンオイルでの
交換の極限期間は3年、3万㎞である事が分かりました。
この経験はやろうと思っても誰も真似できない事なので、いつまでに交換しないと
エンジンがダメになるかなんて実際の所は、ほとんどの方が知らないと思います。
この走行距離になる前にエンジンオイルを交換しないと確実にエンジンは早期寿命を迎えることになります。
適正な交換時期を過ぎると、この状態に少しづつ近づいていると思った方がいいでしょう!
車を長持ちさせるも、ダメにするのも結局の所は車の持ち主である
オーナー次第という事になると思います。
もし通常のエンジンオイル(5000㎞前後交換のオイル)を使用している方で
日ごろから忙しくて、そんなに頻繁に手間をかけていられない!!
そんな方には、スーパー長寿命のエンジンオイルがありますので、そのオイルなら
6年!3万㎞!での交換時期になります。
この商品をもっと早く、私の出会った、あのお客様に伝える事が出来たらよかったのにと思っていますが、
もしかしたら、毎日が忙しい方も中にはいると思いますので是非参考にしてくださいね!
年間のコストも考えて私が検証しましたので何を選んだ方がトータル的に安いのかも
分かるように別の記事で紹介しています。
この最新の長寿命エンジンオイルの方が条件によってはコスパが良いですよ♪