車検を自分でやるには上画像のような、車の下にもぐったりしないと
いけないのでは・・・
そう思っていませんか?
車検を自分でする時に、わざわざ車の下にもぐったり、リフトなどで大掛かりに
車を持ち上げなくても、点検出来る方法があります。
以前の記事で、車検を自分でするにはブレーキの点検が出来ればその他は
簡単に出来ると紹介していました。
私が紹介している、方法では何かを外すとしたらタイヤを外してブレーキを点検する
ぐらいの方法です。
その他は目視点検で済んでしまうので、ポイントを抑えれば簡単に出来てしまいます。
前回に続き今回は、車の下回りの点検方法を簡単に紹介していきます。
下回りで確認するポイント
車の下回りで確認するポイントは、
- 「各ブーツ類」
- 「各油脂類の漏れ」
- 「マフラーの腐食」
この3つを確認すればOKです。
では順番に紹介していきます。
各ブーツ類の確認
ハンドルを右または左に切って除くと上画像のような部分が確認できると思います。
赤丸部分が「各ブーツ類」になりますので
この部分にが割れてグリスが飛び出ていないかを確認します。
上画像で一番大きいブーツがあると思いますが、このブーツはドライブシャフトブーツと言われている部分で、このブーツはタイヤ側と奥のミッション側に付いているので
さらに奥を除いてみると
こんな感じのブーツが確認できます。
このブーツのシャフト部分が少し湿っているのがわかりますか?
これがグリスが付着した跡になり、ブーツが破けていたりすると必ず切れている周辺が
グリスが飛び散っていたり、湿っているのでわかりやすいと思います。
上画像のような状態では、ブーツ自体には亀裂などはないので、ブーツのバンド部分が
緩くなってグリスが少量だけど出てきてしまったので湿っている状態です。
このぐらいであれば、ウエスなどでふき取りをしてあげれば問題ありません。
各ブーツ部分にこのような湿っている所がないかを確認していきます。
下回りの各油脂類の漏れ
各油脂類の漏れは、いつも停めている場所の地面を確認すれば、わかります。
何かオイルらしき漏れ跡がないかを確認して、念のため、先ほどのブーツ確認と同じ方法で、エンジンの下あたりとミッションの下あたりを確認します。
ここでは多少のにじみなどは許容範囲なので、液体などが「滴」になっていなければ
問題ありません。
さらにエンジンルームも確認して油脂類が適量に入っているかも確認します。
何か著しく、減っている場合では漏れの可能性が高いので、もう一度念入りにチェックします。
マフラーの点検
マフラーは車の後ろから除けば状態が確認できますので上画像のような錆などの
腐食がないかを確認します。
ここでマフラー自体に穴が空いている場合は車検で不合格になってしまうので
錆びが酷い場合では念入りに点検をします。
確認が難しい場合では、アクセルを空ぶかしすれば、排気音がうるさかったり、
排気漏れがしている個所では地面のホコリが巻き上がったりします。
以上が確認するポイントになります。
年式が10年以上経過していない車であれば、ほとんど異常はないでしょう。
逆に年式が10年以上経過している車では念入りに点検をした方がいいでしょう。
こういった点検は、車検時だけではなく日ごろからの点検にも役に立ちますので
特に油脂類の漏れには定期的にチェックをした方が故障を未然に防ぐ事が出来ますよ。
まずは正常な状態を知らないと何が大丈夫なのか判断が付けられないと思いますので
車検が近くなくても、是非一度、車が異常ではない時に点検してみて下さい。