今回はエアコンガスを自分で補充する方法を紹介します。
前回の記事で説明しましたが、エアコンガスは通常では補充する必要は
ありません。
エアコンの冷えが悪いとかの何かしらの不具合がある場合のみエアコンガス補充を
おすすめします。
詳しくは前回の記事で紹介しています。
車のエアコンガスを補充をする道具
エアコンガス補充に必要な道具は、
- エアコンガス(134a)
- ガスチャージホース
この2点だけで補充出来ます。
ガスチャージホースにエアコンガスを取り付ける
上のネジは全開に緩めた状態で、サービス缶を取り付けます。
工具などは使用せずに手で「ギュッ」と締めればOKです!
車の低圧用サービスポートに差し込む
車には「高圧用」「低圧用」のサービスポートがあります。
エアコンガスを補充する場合は「低圧用」のサービスポートから入れていきます。
低圧用と高圧用の見分け方としては、キャップのマークが
低圧用には上画像のような「L」のキャップが取り付けています。
ちなみに高圧用には「H」のマークがあります。
もし探しても見つからない場合では、配管の太さも低圧と高圧では違うので
- 低圧は、「太い」
- 高圧は、「細い」
この違いもあるので太い配管をたどっていけばサービスポートを見つけられる
はずです。
サービスポートに差し込む際には、カプラを上画像のように引いてあげながら
差し込んで取り付けます。
ガスチャージの圧力を見て補充の判断をする
「L」の低圧側にガスチャージホースを取り付けたら、取り付け部からガスが
シューシュー漏れないかも確認します。
サービス缶やホースなどがエンジン回転部分に干渉しないかもよく確認してから、
エンジンを掛けます。
この時に、エアコンの風量はMAXで温度も最大LOWにして下さい。
ガスチャージホースのゲージを確認します。
- 緑の範囲であれば補充が必要
- 青の範囲であれば補充必要なし
- 黄、赤の範囲であれば異常レベルなので点検が必要
黄・赤の場合に考えられる原因は、コンプレッサーが作動していない
可能性があるので
まずは、こちらの記事を参考にしてください。
この点検方法でも改善されない場合では、高額修理も視野に入れて整備工場に
点検依頼をしましょう。
ゲージが緑の場合ではエアコンガスの補充をする事でエアコンの冷え具合が解消される
可能性が高いです。
エアコンガスの補充
ガスを補充する前に、ガスチャージホース内の空気を抜きます!
エアコンガスの補充では空気は邪魔な存在になるので、必ず実施した方がいいです。
サービス缶を少し緩めると「シュッ」と音が鳴るので、音が鳴ればまた締め直して
戻します。
この作業でガスチャージホース内の空気は抜けたので、ガスを補充しても
大丈夫な状態になりました。
あとは、サービス缶上のネジを最後まで絞め込んで、今度は最後まで緩めていきます。
これでサービス缶に穴が開いて、ガスが車両側に補充されるようになります。
エンジンを掛けて、エアコン風量MAX、温度最大LOWに調整した状態で
エアコンガスを補充していきます。
この時になかなかエアコンガスの入りが悪い時がありますので、サービス缶を軽く
フリフリしながら入れてあげると入りやすくなります。
エアコンガスの補充する量
エアコンの冷えが弱い場合などでは、エアコンガス1本を入れるだけでも
十分に冷えるぐらいのガスは充てん出来るはずです。
エアコンはガスの入れ過ぎによって、かえって不具合を引き起こす事になるので
無理矢理エアコンガスを何本も入れないようにしましょう。
今回私が使用したガスチャージホースはコレです!
2,376円ぐらいで購入できるんですが、これ今見たらですね・・・
こっちの方が安いしエアコンガスのセット付きがあった!!
エアコンガスまで付いて2,300円!!
嘘だろ~~~(;´Д`)
しかも私が使用した方のホース長さは290㎜で、こっちは350㎜!!
めちゃ使いやすそうじゃん!!
短くてゲージなんて凄く見えにくのなんの・・・(;´Д`A ```
まあでも、どちらを購入しても使用出来るっていう検証も出来たという事ですね!
ホースが短くても補充できます!
作業自体は手順どおり行えば難しくないですし失敗する事も無いでしょうが
エンジンを掛けながら行うので、まずは十分に作業工程を確認した方が良いです!
実際の作業動画も載せておきましたので確認してから作業しましょう!