夏の暑い季節になってくると、車の樹脂製品は影響を受けやすく劣化して弱っている部分が不具合を起こしたりします。
車に乗ろうとしたらルームミラーがぶら~んと下に向いている時ありませんか?
ルームミラー用のモニターやドライブレコーダーを取り付けたら下を向くようになってしまった!
実は私のルームミラーも劣化してしまい、当て逃げ対策にとドライブレコーダーを取り付けたら下にさがるようになってしまったんです💦
これはルームミラーのジョイント部分が弱っていたりすると起きやすくなる現象なんです。
改善するにはルームミラーの交換が必要なのですが、わざわざ整備工場に依頼して新品に交換するのは嫌だ!!
という方の為に!
今回は自分で補修する対策方法を紹介します。
ただ注意して欲しいのが劣化した部分は回復させる事は出来ないので手を加えて補修する対策方法です。
なので劣化具合によっては全てのルームミラーが100%回復する訳ではありませんので注意してください。
ではまず本当にルームミラーが劣化しているのかどうかの点検をします。
ルームミラーの劣化の点検
ルームミラーの裏側を見ると、取り付けの棒状の先に丸いボールのようなものが見えますよね。
ここのボールの周りをかこっているプラスチックの輪っかが見えると思います。
この輪っかの部分に亀裂がないかどうかを確認してください。
上の画像は赤丸部分に亀裂があるのが分かると思います。
これがあるとルームミラーがゆるみやすくなってしまい、夏の暑い日やドライブレコーダーなどを取り付けたりすると重さに耐えられずに下がる原因になります。
ルームミラーのゆるい部分を補修する方法
まずは作業しやすくする為に、フロントガラスから取り外した方が良いです。
もしフロントガラスに取り付いていないルームミラーの場合は付け根部分をネジで止めているだけなのでネジを外せば簡単に外れると思います。
フロントガラスにルームミラーがあるタイプの外し方
ではフロントガラスに付いているタイプは付け根部分のプラスチックのカバーを外します。
カバーを爪で外側に広げる感じで力を加えれば手でも外す事は出来ます。
もし道具を使う場合はプラスチック製品の道具を使用しましょう。
金属製品の道具はフロントガラスに傷が付いたり、最悪なにかの拍子で割れてしまう事もあるのでフロントガラスに強い衝撃を与えないプラスチック製品のヘラなどが良いでしょう。
カバーを外すと上画像のような部分が見えてきます。
ここは金属クリップで止まっているだけなので、ちょっと力を入れながら上にスライドさせれば取り外す事が出来ます。
こんな感じの金属クリップなので、もし力を入れても上方向にスライドさせる事が出来ない場合はクリップ部分をプラスチックのヘラなどで外側に押しながら上にスライドさせて取り外しをします。
ルームミラーのジョイント部分を補修
ルームミラー裏側のボールジョイント部分を引っ張って切り離します。
ここをグラグラしないように補修材を詰め込みます。
今回使用したのは
これは100均などでも売っている滑り止めのシートです。
車のダッシュボードあたりに敷いて小物などを置いても滑らないようにしてくれるシートです。
今回の色はあきらかに選択ミスなので💦ルームミラーと同色系をチョイスした方が良いですね。
こんな感じにカットして穴に入れて、そのままボールジョイント部分を入れ込みます。
これで前みたいなゆるみはなくなったので、あとは綺麗に周りをカットしてあげればOKです。
取り付けも、取り外しの逆の手順で行えばいいだけなので、ここまで作業出来れば特に悩む部分は無いと思います。
補修材は厚さの種類がいろいろあると思いますが、購入する物は薄い方が良いと思います。
ジョイント部分がきつくならないようならシートを重ねて使うなどすれば良いだけなので厚さがあるタイプではそもそもボールジョイント部分が入らない場合もあるのでペラペラでも大丈夫です。
ちなみに私が今回使用したのは1mm程度のシートです。
これぐらいの厚さで十分です。
ちなみにビニール袋やサランラップなどでも試してみましたが次の日になるとダラ~ンっとなっていたので滑り止め効果があるシートが良いと思います。
ルームミラーのゆるみ対策で注意するポイント
今回紹介した方法で実際に私のルームミラーのゆるみも回復しましたので効果的な対策方法だと思います。
しかし、ルームミラーを取り外しする際にはフロントガラスには十分に注意してください。
ただ注意するといっても難しい事ではなく金属製品の道具を使わないようにする事です。
手で叩いたり、プラスチックなどが当たったりしてもフロントガラスが割れてしまう事はありませんが、金属製品の衝撃にはめっぽう弱いです。
私は一度ラチェットハンドルをフロントガラスに当ててしまい、亀裂が入ってしまった経験があります(-_-;)
今回の修理は整備工場に依頼すれば、おそらく部品と工賃あわせて5,000円前後ぐらいで依頼する事が出来るので、作業をしている最中に少しでも不安に思う事や上手くいかない部分がある場合は無理矢理に作業しないで素直に依頼した方が良いでしょう。
注意するのはフロントガラスに金属製品の衝撃だけは厳禁!!
これだけは意識してチャレンジして下さい。